技能伝承 動画でお助け
2007年問題で企業の教材開発
団塊の世代が大量に離職する「07年問題」で、企業の技能伝承を助ける新たなビジネスを動画マニュアル製造会社「フィールイメージ」(広島市中区)が始めた。熟練技術者の製造工程を映像やCGを使って再現し、教材化。若手がわかりやすく「技」を学べるよう工夫している。
同社の代表は元マツダの技術者。現場時代の苦労をヒントに製作を思い立った。
フィールイメージは飲食店などのCM製作も手がけるベンチャー企業で昨年8月に設立された。
代表は小林健一さん(32 )。昨年までマツダ社員として主に品質マネジメントの業務に携わり、退職者が出た後に現場の技能が下がるのを防ぐため製造工程のマニュアル作りなどをしてき。
新ビジネスでは、製造現場をビデオカメラで撮影し、その映像にCGやアニメーションを駆使して作業の様子を説明する。
材料の触り方や体の動かし方といった基本的なポイントのほか、作業で使う物質の微妙な色の変化や目では見えない製品の内部の様子などを細かく映し出し、若い技術者の理解度を一層高めることを狙っている。
商品はDVDやCDROMに収め配ることもできるが、インターネットを利用して自宅でも予習復習ができるようにすることも可能だという。
すでに、県内にある大手企業と契約を結び、製作に取り組んでいる。
このビジネスのきっかけは、マツダ時代、マニュアルのほとんどが文書で作られていて難解な専門用語が並び、複雑な工程のイメージが浮かびにくいと感じたことにあるという。
企業は大量の退職者が出た後の技能伝承の課題に取り組んでいるが、文書だけでは若手の理解度はすぐには上がらず「絶対に困っている企業が多くある」と考えた。
現場で学んだ作業を見る視点もいかせるという自信もあった。今後は、このノウハウを造船などのメーカーのほか伝統工芸の分野にも広げていきたいという。
小林代表は「現場の持つ『技』を後世に残すことに役立ちたい」と話している。
問い合わせは、同社ホームページ(http://feelimage.co.jp/)。
平成18年2月24日 朝日新聞 池尻和生
2007年問題で企業の教材開発
団塊の世代が大量に離職する「07年問題」で、企業の技能伝承を助ける新たなビジネスを動画マニュアル製造会社「フィールイメージ」(広島市中区)が始めた。熟練技術者の製造工程を映像やCGを使って再現し、教材化。若手がわかりやすく「技」を学べるよう工夫している。
同社の代表は元マツダの技術者。現場時代の苦労をヒントに製作を思い立った。
フィールイメージは飲食店などのCM製作も手がけるベンチャー企業で昨年8月に設立された。
代表は小林健一さん(32 )。昨年までマツダ社員として主に品質マネジメントの業務に携わり、退職者が出た後に現場の技能が下がるのを防ぐため製造工程のマニュアル作りなどをしてき。
新ビジネスでは、製造現場をビデオカメラで撮影し、その映像にCGやアニメーションを駆使して作業の様子を説明する。
材料の触り方や体の動かし方といった基本的なポイントのほか、作業で使う物質の微妙な色の変化や目では見えない製品の内部の様子などを細かく映し出し、若い技術者の理解度を一層高めることを狙っている。
商品はDVDやCDROMに収め配ることもできるが、インターネットを利用して自宅でも予習復習ができるようにすることも可能だという。
すでに、県内にある大手企業と契約を結び、製作に取り組んでいる。
このビジネスのきっかけは、マツダ時代、マニュアルのほとんどが文書で作られていて難解な専門用語が並び、複雑な工程のイメージが浮かびにくいと感じたことにあるという。
企業は大量の退職者が出た後の技能伝承の課題に取り組んでいるが、文書だけでは若手の理解度はすぐには上がらず「絶対に困っている企業が多くある」と考えた。
現場で学んだ作業を見る視点もいかせるという自信もあった。今後は、このノウハウを造船などのメーカーのほか伝統工芸の分野にも広げていきたいという。
小林代表は「現場の持つ『技』を後世に残すことに役立ちたい」と話している。
問い合わせは、同社ホームページ(http://feelimage.co.jp/)。
平成18年2月24日 朝日新聞 池尻和生
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フィールイメージ株式会社
tel:(082)573-0579 fax:(082)555-1632
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